ライブドア株の取引時間が90分に限定される

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世間を騒がせているライブドアですが、今日から株式の売買が午後の90分のみに制限されるそうです。
ライブドア株は報道されているように分割を繰り返した結果、全取引所の流通株式(単元株ベース)に占めるライブドア株の比率が33.98%にものぼる状態で、東証に限って言えば45%にもなるそうです。
ライフドア株は単元株が1株だから、ほんの数百円あれば買えてしまう銘柄になっていたわけで、少なくとも株価から考えると単元株が1000株以上じゃないとおかしいんじゃないだろうかと思います。このあたり、東証はどう判断していたんだろうかとかなり疑問です。
で、今の状態だとライブドアの今後は不透明な要素が大きい訳ですが、株価が一株純資産を下回ってきたことで約定しだす可能性があります。
そうするとライブドア株の約定数が膨張して、システムの能力を超える可能性が高いとの判断から、取引時間を制限する判断を下したのだそうです。
他の銘柄の取引に影響を与えないためには必要な措置だろうとは思いますが。。。
まぁそんなこんなで色々あるライブドアですが、今回の一連の事件、特に株式市場の混乱においてはマスコミはライブドアだけが悪いかのように取り上げていますが、それはちょっと違うんじゃないかと思います。
確かにトリガーを引いたのはライブドアですが、投資家の利益を守るためと言いつつ自己の損失を最小に抑えるために掛け目を0にして信用不安を引き起こしたマネックス証券の存在、また、33.98%なんて異常な状態になるまで適切な措置をせず、システム面でも寿命が尽きた状態で放置していた東証の存在が大きいと思っています。そのあたり、マスコミはきっちり追求してもらいたいものです。

東証、ライブドア株の売買機会をさらに限定--CIOを初めて選任 - CNET Japan
 東京証券取引所は1月24日、市場の混乱を回避する観点からライブドア株式についてさらに異例の措置を取ることを発表した。
 1月25日以降当分の間午前立会を行わず、立会時間を午後1時30分から午後3時とする。取引所における注文受付開始は通常どおり午前8時からとするが、午後1時30分までの間システム上は売買停止と表示される。つまり、1日の内で午後1時半から3時までの1時間半だけに投資家の売買機会を限定したわけだ。

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このページは、masashiが2006年1月25日 06:59に書いたブログ記事です。

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