11000メートルの海底へ

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海洋研究開発機構が、世界最深の11000メートルまで潜ることが可能な海底探査船を再建するそうです。
うまくいってほしいですね。

 海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)は、世界最深の一万一千メートルまで潜ることができる無人深海探査機を、今後十年以内の完成を目指して再建する構想を明らかにした。計画全体では五十数億円の費用を見込む。同機構の一万一千メートル級深海探査機「かいこう」が二〇〇三年に事故で行方不明になってから、水深八千メートルを超える深海探査は世界的に空白期が続いているが、日本は新しい探査機で再び深海探査をリードする考えだ。
 同機構はまず、少量の泥を採集できる小型機を一億円かけてつくり、新年度から試験に入る。親機、子機からなり、探査を行う子機は縦、横、高さ各八十センチ。試験管サイズの海底堆積(たいせき)物を採集する装置やカメラを搭載する。〇七年から深海で運航し、マリアナ海溝などで有用な微生物の発見に活用する。米国も同様の探査機計画を進めており、競争になりそうだ。
 次に、かいこうと同レベルの探査機をつくる。だが、かいこうの設計から十五年が経過し、重要な技術が継承されていない。「要素技術の復活から始めている」(同機構)段階だ。
 その後、次世代型を開発する構想。長さ二十メートル以上の柱状の試料を取ったり、深海底の泥や断層の境界部を一立方メートルくらい取れるようにする。
 かいこうは〇三年、高知県沖で、親機と子機をつなぐケーブルが切れて行方不明になった。七千メートルまで潜れる代替機を急造したものの、持ち運べる重量は十キロまで。次世代型は二百キロから三百キロの“重作業”もできる設計にし、資源探査などにも利用する。

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コメント(1)

僕は小学校3年生です。深海に興味があって海洋開発研究機構に入りたいのですがどういう学校に入ってどういう会社に進めばいいですか。教えてください。お願いします。

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このページは、masashiが2006年3月 3日 06:18に書いたブログ記事です。

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