Intelがドラフト802.11n対応の無線LANモジュールを発表した。当然次の世代のCentrinoの中核となるものだろう。
今の有線LANと遜色ない速度が出るのなら、有線にこだわらなくて良い時代が遂に、ってところなんだろうか。いずれにしても期待したいところ。
米Intelは1月23日(現地時間)、次世代の無線LAN技術に対応する「Intel Next-Gen Wireless-N」ネットワークコネクションを発表した。Centrino Duoモバイルテクノロジを構成する無線LAN機能のアップグレードとなる。
Next-Gen Wireless-Nとして提供される無線LANモジュール「Wireless Wi-Fi Link 4965AGN」は、IEEE 802.11nのドラフト仕様をサポートする。MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)と呼ばれる複数のアンテナを同時制御する技術が採用されており、802.11 a/gに比べて、5倍の通信速度と2倍の通信範囲が可能になる。同社によると、802.11nが目指す無線LAN環境を導入することで、デッドスポットがなく、HDビデオも安定してストリーミングできるホームネットワークを構築できる。4965AGNは、IEEE 802.11b、802.11g、802.11 a/b/g/、802.11 a/b/g/Draft-Nのアクセスポイント間でシームレスなローミングが可能。WPA/WPA2/802.1Xなどの認証技術、64-bitおよび128-bit WEP/AES-CCMP/TKIPなどの暗号化技術に対応する。またパワーモードの改善で省電力性が向上した。モジュールのサイズは50.95×30.00×3.30ミリで、重量が7.2グラムとなっている。
コメントする