やっぱり衆院選を睨んで不抜けましたな・・・
自民党税制調査会の津島雄二会長は25日、NHKのテレビ番組に出演し、配偶者控除の見直しなどの所得税改革について「今度の改正でやる気持ちはない」と明言した。消費税や相続税など「税制全体を見直すとき」まで先送りする方針だ。所得税改革については、政府税制調査会が複数の控除見直しや、低所得者向けの給付付き税額控除検討を提言。控除見直しは子育て支援拡充などとセットで行われる見通しだが、野党に「サラリーマン増税だ」などの攻撃材料を与えることになりかねない。
津島会長はまた、地方自治体間の税収格差を是正するため、地方交付税を増額する意向を明らかにした。平成20年度税制改正では先に都道府県税の改革に着手する方向で、“後回し”になる市町村税に関しては交付税の増額で税収が不足する自治体に配慮する。党地域活性化特命委員会が提言した地方消費税の拡充については、党税調として前向きに検討することを表明した。
消費税については「社会保障税化をはっきりすべきだ」と述べ、増加する社会保障費を消費税引き上げで賄う方針を明確にした。津島会長は番組出演後、記者団に対し、21年度の基礎年金国庫負担増の財源について「消費税(増税)と短絡的に言ってもらっては困る」としながらも、「(消費税の充当も)時間的には不可能ではない」と述べた。
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