携帯に見る容赦ない選別の時代

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パイは限られてるのに事業者が多すぎってのは否定できませんが、世知辛いですなぁ。自動車もそのうち・・・

 「(ドコモの)バリューコースでは、人気機種はとにかく売れる。ユーザーは目当ての機種を指名買いし、もし品切れだったら予約して"待たされても、ほしいモデルを買う"ようになりました。品切れだからと、(ユーザーが)妥協して他メーカーを買うことは以前に比べて少なくなっています。

 また興味深いのは、販売員に『売れている機種は何か』と質問するお客様が増えていることですね。結果として人気機種は雪だるま式に売れていくのです」(ドコモショップを経営する販売会社幹部)

 バリューコースでは24回の割賦支払いを選ぶユーザーが多く、従来よりも気軽に利用機種を変えられなくなる。長く使うからこそ、「選ぶ端末に妥協はできない」という消費者心理がこれまでより強く働いている。さらに選択リスクを避ける傾向も強くなり、市場全体から人気機種が選ばれ続ける「寄らば大樹の陰」になってきている。いちど人気が出てしまえば、そのメーカー・モデルの勢いは手堅い。

 一方で、この"勝ち組"に入れなかったメーカー・端末には、悲惨な末路が待ちかまえている。いくら待っても売れないという「負の連鎖」だ。

 「新販売方式では、売れないメーカーや端末は、いつまでたっても売れない。これまでより長期の利用であり、しかも割賦払いによって端末価格の負担感が(端末ごとに)あまり変わらないので、お客様が"妥協して選ぶ"というケースが激減しているのです」(販売会社幹部)

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このページは、masashiが2008年3月13日 06:36に書いたブログ記事です。

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