ハイブリット構造の電球型蛍光灯

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蛍光灯に電球を組み合わせて、点灯時の温度を早く上げてやることで立ち上がり時の暗さを回避するんだそうです。蛍光型電球って点灯直後は暗いもんだから使う場所を選ぶ必要があったんですけど、これだとほぼどこにでもいけそうだし、なかなかのアイディア商品ですな。

電球型蛍光灯は、白熱電球に比べて省エネ性が高く、本体自体の寿命も長いというメリットがあるが、点灯後、明るくなるまでに時間がかかるという問題を抱えていた。とくに寒い季節にはその傾向が強くなり、瞬時に点灯することが求められる、廊下や玄関、トイレなどの照明を置き換えると、明るさの面で不満が出る場合があった。

パルックボールプレミアQは、それを解消するための新機構を備えた電球型蛍光灯。同社の電球型蛍光灯は、発光管が渦状になったスパイラル構造を採用しているのが特徴。このスパイラルの中心部の空洞に、「クイックランプ」を組み込んだ「ハイブリッド構造」が点灯の遅さを解消する。クイックランプは、点灯時の光量の補助として使われるだけでなく、熱を発することで蛍光灯の立ち上がりを促進する。これにより点灯後、約1秒間で60%の明るさに達する。これは同社の現行製品の1.5倍の速度。

クイックランプは点灯時にのみ使用されるもので、発光管が明るくなると自動的に消灯するタイマー制御機構も装備されている。そのため白熱電球が組み込まれてはいるが全体としての消費電力の増加はなく、従来のパルックボールプレミアと同じ10Wを実現している。また、エミッタの塗布量の最適化によりパルックボールプレミアを上回る、定格寿命1万3,000時間を実現。この寿命は、現時点での電球型蛍光灯のNo.1となっている。

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このページは、masashiが2008年6月10日 06:11に書いたブログ記事です。

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