公正取引委員会とJASRAC

| コメント(0) | トラックバック(0)

公正取引委員会は「使用料が楽曲を利用した割合(回数)に全く関係ないので変なのでは?」と言っていて、方やJASRACは「公的機関が著作権の問題に口を出すのはおかしい」と言っているように思うんですが、JASRACさん、論点ずれまくってませんか?公正取引委員会の排除措置命令に対する回答には全くなってない(笑

 公正取引委員会が下した排除措置命令は、JASRACがテレビ局などの放送事業者との間で締結している包括契約の算定方法などが、私的独占に該当するというもの。公正取引委員会では、放送事業者が番組内で利用した楽曲に占めるJASRAC管理楽曲の割合が使用料に反映されておらず、放送事業者がJASRAC以外の管理楽曲を使用すると使用料の総額が増加してしまうため、こうした点が私的独占に該当するとして、JASRACに徴収方法の変更を求めている。

 JASRACでは、「排除措置命令は、著作権および著作権管理事業の本質ならびに我が国の著作権管理事業者が置かれている現状を理解しないまま、私人間の交渉事項(市場)に介入するものであり、大局的な目で見れば、権利者のみならず利用者の利益をも害するものと考えられる」と主張。審判によりJASRACの考え方を説明し、公正な判断を求めていくとしている。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://horijp.com/mt/mt-tb.cgi/2292

コメントする

ウェブページ

Powered by Movable Type 7.8.2

このブログ記事について

このページは、masashiが2009年5月 5日 12:04に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「AutoRunの設定が変更されるらしい」です。

次のブログ記事は「Lunascapeの地図検索プラグイン」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。