サルモネラ菌の病原性が無重力環境で増大?

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サルモネラ菌の病原性が無重力空間で増大するそうです。
他のものがどうなるかは未知数ですが、こういうリスクがあるわけだから宇宙旅行ってのも難しいものですね。まぁ一般庶民には縁のない話ですけども。

【ワシントン=増満浩志】食中毒の原因菌として知られるサルモネラ菌が宇宙の無重力環境で増殖すると、病原性が増大することが、スペースシャトルでの実験で明らかになった。
 近く米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
 アリゾナ州立大などの研究チームは、昨年9月に飛行したシャトルに、サルモネラ菌の培養装置を搭載。地上でも光や温度などの条件を全く同じにした装置で培養した。
 約12日間の飛行終了後、それぞれの菌をマウスに感染させたところ、宇宙飛行した菌は、地上の菌の3分の1の量で、マウスの半数を死なせてしまった。同じ量を感染させると、宇宙飛行の菌の方がマウスが早く死んだ。
 分析の結果、遺伝子167個の働きが飛行中に変化していた。研究チームは「無重力環境では、細胞膜が周囲の液体から受ける力が減るため、膜の構造なども変化する」と指摘。「長期間の宇宙飛行に向け、感染予防などの面で貴重なデータになる」としている。
(2007年9月25日12時8分 読売新聞)

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このページは、masashiが2007年9月30日 11:51に書いたブログ記事です。

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