混乱する反対派

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きっと甘い考えで公認が取れないとか、対立候補を擁立されるとか、かけらほどにも考えてなかったんだろうけど、甘いとしか言いようがない。
だいたい今頃になってテレビに出て仁義に反するだとかそんなことを言っても単に見苦しいだけだ。
そんな感情論だけで今の借金漬けのこの国が立ち直るならとっくに立ち直ってる。もうどうにもならないところに来てて、利便性云々を求める余裕がなくなってるってどうして考えないんだろうか。かなり不思議だよ。。。

asahi.com: 郵政反対派に対立候補次々 前職「まさか」「厳しい」?-?政治

 郵政民営化法案の採決で反対した自民前職の選挙区で11日、自民党執行部が選んだ対立候補の名前が次々に挙がった。岡山2区の熊代昭彦氏(65)には現職の岡山市長、静岡7区の城内実氏(40)には女性財務官僚に白羽の矢が立てられた。反対の青票を投じたのは全部で37人。小泉首相の狙い撃ちが本格化してきた。

■岡山2区 市長「前夜に打診」
 「昨夜、立候補の打診を受けた。検討に後ろ向きはない」
 この日から夏休みを取っていた、岡山市長の萩原誠司氏(49)が11日夕、東京・永田町の首相官邸に姿を見せた。首相と面談後、「岡山市の市政(への責任)と、世話になった熊代氏を相手にすることを悩んでいる」と語った。
 しかし、萩原氏の心は決まっていた。4時間ほど前、萩原氏は親しい保守系市議に電話をかけていた。「これから首相に会う。出馬要請されたら、よろしく頼む」。選挙への協力要請だった。

    ◇

 「まさか……そんなはずはない」
 熊代氏はこの日、あいさつ回りの途中で情報を知り、絶句した。
 熊代氏によると、10日昼に市長室を訪れた際、萩原氏から「2区から出ろと勧める人もいるが、熊代先生にはお世話になっている。人の道に反すると断りました」と聞き、熊代氏は「ありがたい」と答えたという。
 岡山2区は、岡山市の一部と玉野、瀬戸内市が選挙区。支持者層も重なり、萩原氏が初当選した99年の市長選以降、両氏は互いの選挙の応援演説に駆けつけるなど支え合ってきた。
 「民主との一騎打ちでも厳しいのに、選挙はどうなるのか。市長職を放置して立候補するのは疑問だ。近日中に直接会って、真意を聞きたい」。熊代氏はぼうぜんとした様子で話した。

    ◇

 「この調子では、小泉首相に県連がぶっ壊される」。自民党岡山県連幹部を務めるある県議は、うめき声を上げた。
 岡山県は五つある小選挙区をすべて、自民が押さえる保守王国。その中で郵政法案には、熊代氏と、平沼赳夫前経産相(66)=同3区=が反対した。
 衆院解散が決まった8日夕、県連は、熊代、平沼両氏が非公認扱いになった場合も「独自に支援する」ことを決めた。「支え合ってきた仲間だ。他に候補者を探せと言われても時間もあてもない」(県議)というのが理由だったという。
 そこに降ってわいた岡山市長の擁立話。さらにこの日、岡山4区の橋本龍太郎元首相(68)の引退問題も急浮上した。
 「大混乱だ」。自民党県議は途方に暮れた。

◇「盛り上がる」民主前職歓迎
 03年総選挙で、熊代氏に約9千票差まで詰め寄った民主党の津村啓介・前衆院議員(比例中国ブロック)は「自民公認が出てくれば、政権選択の構図がはっきりする。選挙が盛り上がり、投票率が上がれば勝てる」と自民分裂を歓迎した。
 共産党から立候補する尾崎宏子氏は「驚いたが、自民と民主の3人は政策の内容が同じ。似たことを言う人が1人増えただけだ」と話した。
 一方、岡山市役所。「市長が総選挙に出るらしい」。インターネットで速報が流れた11日夕から騒然となった。
 任期を約1年半残しての転身に、市役所内には「政令指定都市への移行などの懸案が山積みだ。市の今後はどうなるのか」(中堅職員)との声が漏れた。市秘書課には市民からの電話も相次いでかかってきた。

■静岡7区 女性官僚に「驚き」
 「対立候補を立てられ、より厳しい条件の中でも、支援者の力を借りてなんとか勝ち抜いていきたい」
 11日夜、財務官僚の片山さつき氏(46)擁立の情報に、城内氏は「具体的なことはコメントはできない」と前置きしながらも、こう語った。
 同夜、城内氏は党幹部に電話をかけ、真偽を確かめた。しかし、確たる裏付けは得られずじまいだったという。城内氏の秘書は「驚いている。女性が出る可能性はゼロではないと思っていたが……」と話した。
 浜松市などが含まれる静岡7区。城内氏は03年衆院選で、安倍晋三幹事長代理らの支援を受け、自民党と連立政権を組んでいた保守新党代表の熊谷弘氏らを破り、初当選した。
 7月5日の衆院本会議。郵政民営化法案の投票直前まで、城内氏は安倍氏から賛成するよう説得を受けた。しかし、森派でただ一人、反対票を投じた。
 対立候補を立てられることは、ある意味で覚悟していた。
 東京10区に小池環境相が立候補する方針を伝えられた10日、城内氏は「自分の行動の結果に対する責任はいかなる処分でも甘んじて受ける。自民公認で出馬したい。だが、公認をいただけず、対立候補が立てられれば、厳しいが全力で戦う」と語っていた。
 自民党静岡県連は10日の役員会で、城内氏を含む前職全員を県連推薦とし、全員の公認を党本部に求めると決めた。城内氏が11日に話し合った地元の浜松市議14人も県連の方針に従い、城内氏応援の方針で一致した。県連の推薦決定に、「感謝の気持ちでいっぱいだ。期待を裏切らないよう全力で戦う」と、城内氏は話していた矢先だった。
 対立候補として名前が挙がった片山氏に立候補を打診したのは、小泉首相本人だった。10日に直接話があり、「真剣に検討している」という。ただ、迷いもあり、「まだ決めたわけではない」。
 東京都出身。東大法学部から82年に大蔵省(当時)に入省。04年7月に防衛庁予算を担当する主計官、今年7月から国際局開発機関課長を務める。
 旧大蔵省時代を含め、女性初の主計官。昨年、次期中期防衛力整備計画などを巡り、自衛隊のあり方についての手記を雑誌に発表。東大在学中にファッション誌のモデルを務めたこともあった。
 夫は産業再生機構の執行役員で、同機構が再生を手がけるカネボウの社外取締役でもある。
 財務省幹部は「まったく聞いていない」と驚いた。同省の官僚に、水面下で自民、民主両党が接触しているようだ。先日も若手官僚が退職し、民主党からの立候補を決めたばかりだ。

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このページは、masashiが2005年8月12日 11:10に書いたブログ記事です。

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