不具合でお湯が止まらなくなる給湯器があるそうだ。
マンション用ってことなので、浴槽からあふれたら下の階まで水浸しに・・・恐ろしい。。。
先般の松下のFF式暖房機もそうだけど、家電の世界だと10年15年ってスパンで耐久性を考えないのが常識なのだろうか。
三洋電機が製造し、東京ガスなどが売り出した超高層マンション用の暖房給湯システムで、自動的にお風呂の湯水が止まる機能があるのに、止まらずに出続ける不具合が起きていたことが分かった。コントロールシステムの基盤の経年劣化が原因で、東京などのマンション住民から37件の苦情が寄せられている。両社は基盤を作り直すとともに対象機器の点検と部品の無償交換を始めた。
両社によると、問題の対象機種は三洋電機が89年から今年4月までに製造したセントラル暖房給湯システムの「熱交換器ユニット」。東京ガスや大阪ガス、東邦ガスが計1万2000台販売した。今年1月、都内のマンションの住民から「お風呂の水が止まらない」と東京ガスに連絡があり、欠陥が発覚。調査の結果、基盤の不具合で機器が誤作動を起こすことがわかった。三洋電機は誤作動を止める基盤を作り直し、交換する方針。
現状だと使用素子や電解コンデンサー等経年劣化をしていく部品をどうしても使わねばならず、給湯器等では動作条件も悪い(高温多湿)ので、10年というスパンではものが持たないでしょうね。僕らの会社の製品でも試用環境は遙かにましですが、予防保全的な意味合いも含めてだいたい8年ぐらいをめどにした部品交換(オーバーホール)をお客さんに推奨しています。また悪条件での電子製品設計に関しては家電メーカーだと自動車電装品メーカーほどノウハウがないかもしれませんねー。また、そういう悪環境に耐えられる部品は高くなりますしね。(コスト的に平気で10倍とかになるかと)