住友電工が超電導送電線の商業販売を計画しているそうです。
老朽化が激しいと言われているアメリカでの販売が有力と考えているそうで、損失が半減できることを売り物にするそうです。
アメリカは国土が広大で発電所と需要地が遠く、送電ロスの比率も大きいはず。
日本よりもメリットが大きいんでしょうね。
住友電気工業は、低温で電気抵抗がゼロになる「超伝導現象」を応用した送電用ケーブルを年内にも発売する。送電線の老朽化が進む米国を有望な市場とみて、5月からニューヨーク州のオルバニー市で世界初の送電実用試験を開始。成功を確認できた段階で発売に踏み切る。契約が取れれば、送電線としては世界初の商用利用になる。
同社が発売するケーブルは、セラミック系の物質を加圧、焼成。それをテープ状の線材にして、3本のパイプに巻きつけたものだ。取り扱いが比較的簡単な液体窒素(零下196度)で冷やして使う。線材に流せる電流量は最大で現在の銅線の約200倍。送電に伴う損失分も従来の半分程度と、省エネ製品としての需要も期待できる。
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