迷走するGM

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100%金融子会社のGMAC売却合意の裏には、GMの格付けがCCCを下回った場合契約を一方的に破棄できる条項が含まれているそうです。
売却するのは51%だけで、残りの49%はGMが保有し続けるわけだし、デルファイやらなにやら爆弾は沢山抱えているわけだから買収側の懸念は当然のことだと思う。
復活の命運がかかっていると言っても良い案件だし、あまり一部保有に固執しない方が得策なんじゃないかという気がする。

asahi.com:GM格付け急落ならGMAC買収撤回も?-?ビジネス
 米ゼネラル・モーターズ(GM)の金融子会社GMAC株の買収で合意した投資グループが、GMの格付けが債務不履行の恐れが強まるCCC(トリプルC)を下回った場合に合意を破棄できる、という条件をつけていることがわかった。GMACのエリック・フェルドスタイン会長が3日の電話記者会見で明らかにした。
 GMの同日の発表によると、GMAC株の51%を米投資会社サーベラスを中心とする投資グループに売り、残る49%は引き続きGMが保有する。
 そのGM本体に対する米欧の大手格付け3社による格付けは現在、投資適格から5、6段階低く、トリプルCに低下するまで1、2段階、トリプルCを下回るには4、5段階の幅がある。
 投資グループ側は、GMAC株の半数近くを持ち続けるとするGM自体の経営悪化を懸念し、買収条件をつけたとみられる。GMの格付けは、会社更生手続き中の部品大手デルファイの労使交渉が難航してストライキが起き、GMの工場が長期間止まった場合などに急落する可能性がある。
 黒字子会社であるGMACの格付けはGMより上位だが、投資適格より1、2段階低い。株の売却完了は年末の予定で、最大の狙いであるGMACの投資適格水準への回復が実現するかどうかはまだ不透明だ。

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このページは、masashiが2006年4月 4日 22:51に書いたブログ記事です。

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