経済産業省が、ガソリン車の燃費目標値を現行の13km/Lから16.8km/Lに引き上げることを決定した。
これはかなり厳しい。全部ハイブリッドにしろと言わんばかりの勢いですが、それはそれで貴金属材料とかが足りないだろうし悩ましいところです。
経済産業省総合資源エネルギー調査会は1日、ガソリン乗用車の燃費目標引き上げを了承した。2015年度までに、現行基準の1リットル13キロから16.8キロに引き上げる。現行の“3割増”の基準強化は自動車メーカーにとって「厳しいハードル」だが、ディーゼル車が席巻する欧州をはじめ、エネルギー消費効率の向上は世界的な流れ。メーカーの開発競争はさらに激しさを増しそうだ。
燃費などエネルギー消費効率の向上目標は、京都議定書の締結を受けて1999年にできた「トップランナー制度」で定められた。対象となるのはエアコンやパソコンなど21品目だが、当初目標の達成期限である2010年度を前に、新たな目標が掲げられるのは自動車が初めて。
メーカーの努力が功を奏し、当初目標が04年度時点ですでに達成されたからでもあるが、この日開かれた総合資源エネルギー調査会の省エネルギー基準部会では、日本自動車工業会から「ゴールを先に持っていかれたようなもの」との恨み節も聞かれた。
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