自動車各社がweb上でバーチャル試乗ができるコンテンツを展開しているようです。
まだまだ車種が限定されてたりしますが、面白そう。次に車を買い換える時に充実してると良いねぇ。だいぶ先になりそうだけど(苦笑
■「バーチャル試乗」「ウェブ小説」
自動車やバイクメーカーが、インターネット上で個性的なコンテンツ(情報の内容)を提供して、自社ファンの獲得を目指している。仮想空間でのドライブ体験や、同じ趣味を持つ者同士の交流を実現するなど、ネットならではのサービスが好評だ。各社にとって、若い世代を中心とした自動車やバイクへの関心低下は軽視できない悩み。利用者が情報を選び取るネットの特性を生かし、商品への愛着心をかき立てようとしている。(小雲規生)
日産自動車は仮想空間上で自分の分身を操って活動できるインターネットサービス「セカンドライフ」で広告活動を展開。昨年10月、北米に投入した新型「セントラ」をアピールするための「ニッサン アイランド」を開設した。
ネットの中ではセントラへの「試乗」が可能。コンピューター画面に表示された車に乗り込むと、運転席からの視界やシートなどの内装の様子も確認できる。ドライブゲーム感覚でコースを運転することもできる。
スティーブ・カーホ北米日産ディレクターは、「セントラのターゲットである若い世代はインターネットにより多くの時間を使うので、こうした手法で効率的に認知度を高められる」と話す。
ホンダは2年前から、自社サイト内で愛犬家向けの情報を提供する「ホンダ ドッグ」を展開しており、今では月間200万人がアクセスする人気コンテンツに成長した。
会員からの情報を元に、愛犬と一緒に食事ができる飲食店の情報を掲載したり、会員の声が車のモデルチェンジに反映されるなど、ホンダと消費者との一体感も演出した。「このサイトで愛犬との生活を楽しんで、ホンダ車に愛着を持ってもらいたい」という。
ヤマハ発動機は20日から自社サイトで、オートバイを題材としたウェブ小説の配信を始めた。バイク好きで知られる芥川賞作家の花村萬月さんの書き下ろし小説を、ミュージシャンの宇崎竜童さんが朗読し、効果音には実際のヤマハ製品の音が使われている。
昨年6月に配信した漫画作品に続く第2弾。ヤマハは「昔はバイクに乗っていた中高年や、バイクに乗ったことのない若者にもアピールしたい」と、市場活性化への狙いを語る。
利用者が情報を取捨選択するネット広告は、商品に対する親近感を持たせやすい点が特長。こうしたアピールが「すぐに購買行動につながるわけではない」(日産)ものの、各社は自社ファン層の拡大につなげようとさまざまな戦略を打ち出している。
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