MicrosoftがVM Wareに対抗するVM Managerを投入するらしい。
MicrosoftがVMwareに対抗するための主な武器は、次世代Windows Serverの機能となる「Viridian」というソフトになると見られている。Viridianは「ハイパーバイザー」、つまりハードとOSの間の追加レイヤーとして機能する。
同社はViridianのスケジュールを何度か遅らせている(4月13日の記事参照)。現時点では、同ソフトは、年内完成予定のWindows Server 2008がリリースされてから半年後に提供開始される見通しだ。
それでもMicrosoftは、仮想化対応Windows Serverは2010年までに1000万本以上売れるという業界アナリストの予測を引き合いに出している。
業界アナリストは、仮想化はMicrosoftにとって脅威でもありチャンスでもあると考えている。一方では、仮想化はMicrosoftのサーバ市場への支配力を弱め、1台のマシン上でほかのOSとスペースを共有することを余儀なくさせるかもしれない。
だがうまくすれば、Microsoftはすべての仮想化を実行するプラットフォームになれるかもしれないとアナリストは考えている。
その最初の一歩が、System Center Virtual Machine Manager 2007だ。これはMicrosoftの既存のツールと1つのアプリケーションスイートに統合され、仮想化されたサーバと非仮想化サーバの両方を管理する。
同社はまた、Viridianが登場したら、VMwareや、最近Citrix Systemsに買収されることが決まったXenSourceなど、他社の仮想化ソフトとも連係できるとしている。
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