辞書に載っていない英単語の発音を調べる方法

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これは便利そう。単語だけじゃなく、文章でもOKらしい。

 言葉の発音は難しい。特に辞書に載っていない外国語の発音を調べるのはひと苦労だ。Biz.IDでも、先週から難読文字を読んだり「Senduit」の読み方を調べたりと、発音ネタを書いてきた。今回は音声合成によって、辞書に載っていない単語の発音を調べるサービスを紹介しよう。
 まず、ご紹介するのはYahoo!JAPANの「Yahoo!ステップアップ」にある英語学習のためのコンテンツだ。ここの「英文を聴こう」では、入力した英単語や英語のフレーズを発音してくれる。発音には松下電器産業の音声合成技術を利用しているため、辞書に載っていない単語の発音も確認できるようになっている。たとえば「Senduit」だが、「せんでゅーいっと」というように発音してくれた。辞書には絶対載っていないと思われる「Biz.ID」も「びずどっとあいでぃ」と読んでくれた。
 もちろん単語の発音だけでなく、1000単語までの英文も読み下してくれるから、ちょっとしたスピーチの確認にも利用できるはずだ。
 英語だけじゃなくて、フランス語、ドイツ語、スペイン語の発音を調べたいという人は、米AT&T Labsの音声合成サービス「Text-To-Speech」が便利だ。こちらは製品版のデモサイトという位置付けだが、300単語までの文章も読んでくれる。試しに先ほどと同じく「Senduit」を入力すると、こちらでは「せんでゅいっと」と音を伸ばさず発音した。一応「Biz.ID」も試したところ、「びずあいでぃ」とこちらの思惑通り読んでくれたのには少々驚いた。
 まとめると、「英文を聴こう」は日本語インタフェース、1000単語までの発音がメリット。一方、「Text-To-Speech」は、英語だけでも米国、英国、インドの3バージョン、さらにフランス語、ドイツ語、スペイン語が試せるのが便利だ。「英文を聴こう」にせよ「Text-To-Speech」にせよ、音声合成のエンジンが異なるためか、それぞれの発音に個性があるのも面白い。
 両サービスに共通した入力のコツは、いずれともアルファベットの大文字と小文字と区別しているらしいこと。たとえば「Biz.ID」と「Biz.id」では異なった出力になるので要注意だ。逆に言えば、いつも目にしている単語も大文字と小文字を入れ替えたりすると、新しい発見があるかもしれない。サービス名称に悩んでいる企画者や開発者も利用してみるといいだろう。

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このページは、masashiが2007年11月 3日 07:22に書いたブログ記事です。

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