Vistaの視覚効果とパフォーマンス

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VistaでAeroを動かしてパフォーマンスが落ちるか上がるかはグラフィックの性能によるところが大きいわけですが、やっぱりチップセットにグラフィックが統合されているノートPCだとちょっと辛いのよね(苦笑

 「デスクトップコンポジションを有効にする」は、Vistaの描画方法を指定する設定だ。これがオンになっているとDesktop Window Manager(DWM)が有効になり、従来のWindowsと異なる描画方法(画面上のコンテンツを直接ディスプレイデバイスに描画するのではなく、グラフィックスメモリ内で合成してから描画する方法)を採用する。DWMはWindows Aeroの実現に欠かせないものなので、「デスクトップコンポジションを有効にする」をオフにすると、Aeroもオフになってしまうのは要注意だ。
 AeroはPCのグラフィックスチップを利用(Direct3DのAPIを利用)して画面描画を行うため、グラフィックス性能が高いシステムでは、AeroをオフにするとCPUにかかる負荷が増大し、かえってパフォーマンスが下がる原因になる点は覚えておきたい。
 なお、Vistaと互換性のないプログラムでは「デスクトップコンポジションを有効にする」の設定がオンになっていると、正常に動作しないことがある。特定のプログラムを動作させるためにパフォーマンスオプションで設定を変更すると、Aeroが利用できなくなってしまうので不便だ。特定のアプリケーションだけ視覚効果を変更したい場合、アプリケーションやショートカットのプロパティにある「互換性」タブで設定できる。

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このページは、masashiが2007年11月20日 21:33に書いたブログ記事です。

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