フォルダ名が全角スペースのフォルダを作ると削除もフォルダ名の変更もできなくなるそう。
コマンドプロンプトを使えば削除できるらしいけど。
ついイタズラしたくなるバグは、Windows 98以降はめっきり減ったが、なんとWindows Vistaではまた復活した。だが、これはバグではなく、仕様なのかもしれない。なぜなら、使いようによっては便利だし、Windows Vista SP1でも修正されなかったからだ。
そのバグとは、削除できないフォルダが簡単に作れてしまうというもの。試しに、デスクトップに新しいフォルダを作成し、そのフォルダの名前を「新しいフォルダ」から「 」(日本語入力システムをオンにして、全角のスペースを入力)に変更してみよう。すると、デスクトップ上に無名のフォルダアイコンが出来上がる。このフォルダの動作は、ほかのフォルダとまったく同じ。ただし、決定的に違うのが、フォルダの名前を変更したり、削除したりすることができないことだ。このフォルダは、ごみ箱に移動しても、右クリックしてメニューから「削除」を選択しても、Deleteキーを押しても、削除されないのだ(確認のダイアログさえ、表示されない)。
この削除できない無名フォルダ、使いようによっては便利だろう。例えば、絶対に削除したくないファイルの置き場所としては最適だ。大切なファイルを紛失してしまう最も多い原因は、ハードディスクの故障やソフトウェアの不具合ではなく、人のオペレーションミス。削除できないフォルダなら、間違ってごみ箱に移動してしまっても大丈夫だ。
......ここまで読んで、興味本位で「消せないフォルダ」を作ってしまった読者は少し困ってしまうかもしれない。なぜなら文字通り、消せなくなってしまっているからだ。
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