こういうの読んじゃうと、確かに今の携帯電話って何でもかんでもくっつけすぎてるように思える。
高速通信もできちゃうのは良いんだけど、油断するととんでもない通話料請求されちゃうし、余計な機能を省いた安い端末出してくれても良いんじゃないか、なんて思う。
iPhone 3Gが発売されたこともあって、筆者も久しぶりに量販店の携帯電話売り場に足を運んでみたのだが、電車の中吊りやテレビの広告などで見覚えのある最新型の機種を手にしてみて、洗練されたデザインや触感に感心したのもつかの間、そこに表示されている値段を目にするやドン引きしてしまったというのは、まぎれもない事実である。
もちろん最新の携帯電話には様々な機能や知恵や工夫が詰まっているのだから、それに見合った本来の値段がこれなのだということは理解している。部材や技術の観点から、パソコンやデジカメ、ゲーム機といった他のエレクトロニクス商品と比較しても、十分妥当な金額だと思えなくはない。しかし「ゼロ円」含め、少し前までの記憶に焼きついている価格とは意味が違うのだということを、直感的に納得するのはなかなか難しいというのが正直なところだ。
さらにこれを快適に使うには年間にして端末と同じくらいの金額の通信料が必要になる。そう考えると、やはり携帯電話というのはそれなりに贅沢な品物なのだとあらためて思う。販売制度の変更は折りしも日々の家計支出の見直しを迫られた生活者に、携帯電話のそうした側面を再認識させる結果になってしまっているようだ。
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