雑学:記号の正しい読み方

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「.」がFull Stopとか、「@」がCommercial atだとか、そんなのしらねぇ・・・

 書き言葉には、意味を補完するために、いくつもの記号が用意されている。本来は発音するものではない記号だが、文字として入力したり、文章中の存在を伝えたりするには、記号の名称を知っておくと便利だ。

 実は、私たちがよく利用している「!」「?」などの記号には、JIS(Japanese Industrial Standard=日本工業規格)で決められた「名称」がある。その名称が書かれているのが「JIS X 0201-1997 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合」という規格で、PDFで閲覧できる。これは、1991年に発行された「ISO/IEC 646」という規格を基に作成されたものなので、記号の正式名称は英語。ただし、日本語の通用名称も参考として書かれている。

 この文書を見てみると、巷で正式名称のように通用している読み方が書かれていなかったり、初めて聞いたような名称が書いてあったりする。

 例えば「.」。英語の時間に教わったのは、たしか「ピリオド」という読み方だった。それがインターネットの時代になると、URLの区切りとして「ドット」と読まれることが多くなった。しかし、正式名称は「Full Stop」。こんな読み方したことないという人も多いだろうが、それもそのはず、ブリティッシュイングリッシュでは使われていても、北米地域ではめったに使われておらず、アメリカやカナダでは、やっぱり「ピリオド」や「ドット」と呼ばれている。ただし、小数点を表す場合のみ「ポイント」という読み方になる。

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このページは、masashiが2008年8月24日 09:44に書いたブログ記事です。

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