だそうです。そしてそのときに開発された技術が今も現役で使われているんだそうで。
Stretch(IBM 7030)は、1954年に同社が発表したコンピュータ「IBM 704」の100倍の処理速度を目標に開発されたが、実際には30倍から40倍程度しか達成できなかった。結局Stretchは10台も製造されることなく、プロジェクトはお蔵入りとなった。
しかしStretchのために開発された技術は、現在にも継承されている。例えば、1度に複数のタスクをこなす「マルチプログラミング」、演算から次の演算までの間隔を置かないよう、命令を順番に実行する「パイプライニング」、認可していないメモリアクセスを防ぐメモリ保護、ブロック分けした複数のメモリバンクに同時並行でアクセスすることでデータ転送速度を上げる「メモリインターリーブ」、1バイトを8ビットとして普及させたことなど。
Stretchで開発された技術の多くは、後のSystem/360(初の汎用コンピュータ)に取り入れられた。
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