うーむ、Firefoxより速いのか。
Lunascapeは10月10日、提供するWebブラウザの最新版「Lunascape 5.0α2」を公開した。HTML描画エンジンであるWebkitのJavaScript処理速度が約3倍になり、Flashの再生に対応した。Geckoエンジン使用時も、Flashを利用しているWebサイト閲覧時のCPU使用率を約50%低減したという。対応OSはWindows Vista/XP。Lunascapeの公式Webサイトからダウンロードできる。
Lunascape 5.0は、HTMLの描画エンジンとして、Internet Explorerなどに搭載されている「Trident」、Firefoxなどに搭載されている「Gecko」、SafariやGoogle Chromeに搭載されている「Webkit」の3つを搭載しているWebブラウザ。
Lunascapeによれば、Tridentで表示することを想定したWebページ数が最も多く、GeckoはJavaScriptの処理が、Webkitは画像などの描画が高速だという。ユーザーはタブのコンテキストメニューやステータスバーから描画エンジンを切り替えられ、特定のページを毎回同じエンジンで開くような設定もできる。
今回のα2では、搭載したWebKitをリビジョン「35715」に更新した結果、JavaScriptの処理速度が約3倍になった。LunaScapeが行ったJavaScriptベンチマークテストによると、Gecko、WebKitのいずれのエンジンを使用しても、Google Chromeや最新のFirefox 3.0.3を上回るパフォーマンスを示したという。
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