Microsoft Moneyが2011年1月31日で終了するそうだ。
Ogawaさんが書かれているように、Moneyのいけてないところはデータの互換性に劣るところだ。このあたりをどう決着付けてくれるのかが見どころだね。
Microsoftは個人資産管理ソフト「Microsoft Money Plus」の販売を6月30日に終了することを明らかにした。同ソフトのアクティベーション受け付けは2011年1月31日で終了する。
同社は終了の理由について「銀行や証券会社、Webサイトがさまざまな個人資産管理ツールを提供するようになり、Microsoft Money Plusへのニーズが変化した」と説明している。MSN Moneyサイトでは引き続き、個人向けの金融情報やアドバイス、ニュース、株価情報を提供していくと述べている。
私はMicrosoft Moneyを長らく愛用しており、現在は上記で販売終了を宣告されているところの、Microsoft Money Plus Editionのユーザである。
このMoney Plus Editionという製品の最もひどいところは、データをイクスポートする機能がないことである。過去のバージョンにはイクスポート機能を備えたものも存在したにはした。が、Moneyのデータファイルはバージョンが上がるたびに常にコンパチビリティのない上位形式にコンバートされるため、現在使用している最新バージョン用のデータを以前のバージョンのMoneyで開いてイクスポートするなどといった手立てを取る余地もない。
だからもし、Money Plus Editionの販売が予定通り終了し、その後継バージョンが販売されなかったとしたら、Money Plus Edition(とWindows)を未来永劫使い続けなければならないことになる。
Microsoftははたして責任を全うする企業だろうか?
追記: 一応Moneyのデータファイルからサルベージするツール(Excelのaddon)はあったのね。日本語版にも対応している。どうもMoneyのデータをExcelファイルに書き出してPalmと同期するために作られたツールっぽい。
Ultrasoft MoneyLink
Great! このツールが使えるようにMicrosoftはExcelを無料で配るべきだね!
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