記事が100%真実かどうか分かりませんが、問題が多いのは間違いなさそうですね。
路盤が整備されてないのにその上をぶっ飛ばしちゃダメだよね・・・
JR西日本、ブレーキなき組織の暴走体質 - nikkeibp.jp - 注目のニュース
危険なカーブ――。JR西日本の運転士や車掌たちは、京阪神路線網「アーバンネットワーク」に、こうした地点が複数あると証言する。
大阪の中心部から東に延びる大和路線(関西本線)。ここにも、脱線現場とよく似た場所がある。奈良駅を出発して郡山駅方面に走り出すと、約3kmの直線がある。ここで一気に加速すると時速120kmに達するが、直後に曲線半径400mの左カーブが出現する。その手前で急ブレーキをかけて85kmまで減速しなければならない。ここも運転士が恐れるカーブの1つだ。 「F1で田舎道を走る」
「日本中の危険なカーブを探すと、JR西日本のアーバンネットワークに集中している。このことは決して偶然ではない」
ある鉄道関係者は、そう言ってはばからない。それも、大阪周辺にあるかつてのローカル線に集中しているという。福知山線も、86年までディーゼル機関車が走っていた路線だ。旧国鉄時代、快速列車は1本も走っていなかった。
民営化を境にして、状況が一変する。89年に快速が走り始め、その後、高速化が進む。97年に大阪・梅田地区を通るJR東西線が開業すると、そこから学研都市線にもつながり、「通勤大動脈」へと変貌を遂げた。そして、高速化と増便を繰り返して、乗客を増やしていく。阪和線や大和路線も、同じような経緯をたどって、貧弱なローカル線から、主要路線へと脱皮してきた。
ところが、その過程で生まれた歪みが、今、JR西日本を大きく揺さぶり始めている。
「下の部分(線路や路盤)が改良されていないのに、上の部分(車両)だけが高速化されてしまった」(元JR鉄道総合技術研究所主任研究員の芳賀繁・立教大学教授)
急カーブが多くても、さほどスピードが出ない旧型列車が走っている分には、あまり問題にならない。だが、最高時速120?130kmという新型車両を投入するとなると話は別だ。
「極端に言えば、F1マシンで田舎道を走るようなもの。高い性能を発揮すると危険な状態に陥る」(鉄道関係者)
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