高速電力線通信を推進する米業界団体「HomePlug Powerline Alliance」がカリフォルニアで技術セミナーを開催し、ソニーやIntelが電力線通信のホーム・ネットワーク利用への期待を語ったらしい。
無線がこれだけ普及して、当然進化もしていくだろう。それでも本当に実用化まで行くのだろうか、個人的にはかなり疑問。
MacDonald氏は講演で、ホーム・ネットワークの担当者として電力線に期待する理由について語り、「ホーム・ネットワークでHDTVコンテンツをやりとりする時代が近づいている。我々は次世代光ディスク媒体を使ったプレーヤ/レコーダに関する発表を行なったが、これはHDTVコンテンツ時代を見据えた一つの動きだ。すぐに、数十Mビット/秒から数百Mビット/秒のネットワークが家庭で必要になる。この際の伝送媒体には無線が有力な候補だ。しかし無線技術だけでは決して十分ではない。異なる部屋間で接続する場合など、現状の技術では不安な面もある。HomePlugが推進するHomePlug AVでは、数百Mビット/秒の伝送速度があり、QoS機能もある。家庭でHDTVの動画コンテンツをやりとりするうえで、非常に向いた技術だと考えている。このため、活動を強くサポートする」(Intel社のMacDonald氏)という。会場では電力線通信用アダプタを使い、高画質の動画データをパソコンからテレビ受像機に伝送する実演も見せた。
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