道路特定財源を一般財源にしようという議論がされています。
で、道路特定財源になっている今のガソリン税って、リッター当たり85円ぐらいなんですが、これは暫定税率が上乗せされているからで本来はその半分ぐらいな訳です。
とどのつまり本則税率なら、今のガソリン価格が40円以上下がるって事です。
いくら何でも今の消費者がその高い税率を違和感なく受け入れているとしても、道路の整備を円滑に行うために暫定税率を我慢しなさいって事で高い税金を取ってる訳だから、道路整備に対して集めた税金が余るのなら、一旦本則税率に戻した上で減らした分を別の目的で徴収して使いましょうって議論をしなければ変だと思うのです。
ガソリン税など道路建設に充てている道路特定財源の一般財源化について、北側国土交通相、谷垣財務相、竹中総務相が8日の閣議前に協議し、具体策の検討に入った。北側氏は閣議後の記者会見で、小泉首相から「一般財源化と(法定税率に上乗せしている)暫定税率を引き下げないことを前提に、年内に基本方針をまとめて欲しい」と指示があったことを正式に公表。国交省は一般財源化に反対してきたが、北側氏は「首相指示であり、一般財源化が前提」と方針転換を強調した。
北側氏によると、小泉首相から、年内に基本方針を、来年の抜本的な税制改正に合わせて具体案をまとめるよう指示されたという。北側氏は「一般財源化がどのような範囲になるかは今後の協議が必要だ。納税者の理解、暫定税率など課題が多いことは首相も理解している。消費税との関係もある」と述べた。
これに関連し、谷垣財務相も同日の記者会見で「基本方針を出すなかで、納税者の理解をすすめながら検討することが必要だ」と発言。安倍官房長官は「年内の基本方針に向け、とりまとめをしっかり進めるようにとの(首相の)指示だ」と述べた。
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