みずほ証券がジェイコムの発行済み株式数の約42倍の売り注文を出した問題で、これに乗じて短期利益を目的に買いに走った証券会社数社がジェイコムの大株主になっていて、その比率を足し算すると100%を超えるらしい。
しかしモルガンも野村も抜け目ありませんねぇ。
みずほ証券がジェイコムが発行する株式の40倍以上の売り注文を出したことで、想定外の大株主が誕生している。米モルガン・スタンレーが、発行済み株式数に対し、31.19%(4522株)の保有比率に達したことが9日明らかになった。だが、8日のジェイコム上場で市場に流通している株は3000株しかなく、実在しない株を買った「架空の大株主」といえそうだ。
8日の取引状況によると、みずほ証券が47万株を買い戻した午前9時37分までに1000株以上の買い注文が約60件成立。モルガン以外でも、野村証券が「6.90%を保有している」と公表した。他のインターネット証券も取得したといい、証券会社のトレーディング(自己売買)部門が短期の利ざや確保目的で取得した例が多いとみられる。
こうした大株主の保有比率はいずれも6?数十%にのぼり、すべての保有比率を足すと100%をはるかに超える異常事態となっている。
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