次世代DVDのハードウェアの発売が発表された。
どっちが勝つかがはっきりするまで静観を決め込むしかない状態なので、さっさと決着を付けてもらいたいもので(笑
現在市販されているDVDより高画質・大容量となる次世代DVDのプレーヤー(再生機)が今春以降、初めて売り出される。東芝は4日(日本時間5日)、「HD―DVD」規格の次世代DVD再生機を3月に北米で発売すると発表した。市場の大方の予想よりかなり安い6万円を切る価格に設定した。次世代DVDの標準規格の座を東芝と争うソニーも同日、「ブルーレイ・ディスク」(BD)規格の再生機を夏に北米で発売すると発表した。規格統一交渉に失敗した両陣営の標準規格争いの決着は、消費者の判断にゆだねられることになった。
東芝、ソニーの新機種は、いずれも現行のDVDソフトを再生できる。
東芝が発売する再生機の価格は量販機種「HD―A1」が499・99ドル(約5万8千円)、外装などにこだわった高級機種「HD―XA1」が799・99ドル(約9万3千円)。日本でも、北米発売に前後して売り出す見通しだ。
北米では当初、月1万台を目標に売り、ヤマ場となる年末商戦に向けて徐々にソフトを普及させる戦略だ。2月には米国内38都市で店頭展示を開始。HD―DVD方式の読み取り装置を搭載したノート型パソコンも年内に発売する
また、BD規格を支持するソニー・ピクチャーズエンタテインメント、20世紀フォックス、パラマウント・ピクチャーズ、ライオンズゲートの米映画4社は4日、春以降に予定されているBD規格の再生機発売に合わせ、「ターミネーター2」などの人気映画ソフト計60作品を売り出すと発表した。
HD―DVD陣営も、4日夜(日本時間5日午後)に映画ソフトの投入計画を発表する予定だ。パラマウントはHD―DVD規格でもソフトを発売する方針を打ち出しており、こうした「両にらみ」のハリウッド勢を巡る両陣営によるソフト獲得合戦も熱を帯びてきた。
〈次世代DVD〉 現行DVDより大量のデータを保存できるDVD。ハイビジョン映像などの記録媒体として期待されている。東芝などが開発した「HD―DVD」とソニーなどが開発した「ブルーレイ・ディスク(BD)」の2規格が主導権争いをしている。記録容量はHDが現行DVDの約3倍の15ギガバイト以上、BDが25ギガバイト以上になる。
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