トリノでは5位だったけど、頑張ってます。
4年後はラストチャンスになるだろうけど、くじけず、あせらず頑張って欲しい。
スキーの全日本選手権フリースタイル・モーグル第1日は25日、福島県猪苗代町リステルでモーグルを行い、女子はトリノ五輪5位入賞の上村愛子(26=北野建設)が26・48点で3年連続5度目の優勝を果たした。男子は同五輪代表の上野修(22=リステル)が決勝で24・61点を出して初制覇した。 【上村愛子】
滑り終えた上村からは、最後まで会心の笑顔は見られなかった。「五輪が終わってさすがに疲れた」と体調は万全ではなかった。それでもエアで見せたコークスクリューは群を抜いていた。トリノ五輪5位の“実力”は国内では敵なし。予選、決勝とも2位に3点以上の差をつける圧勝での3連覇だった。
もちろん上村自身は喜びもそこそこ。表彰式を終えると「ジュニアの選手に出てきてほしい」と話した。後に続く選手が現れない状況が歯がゆそうで「私を見てうまいなあで終わらせてほしくない」と新たなライバルの出現を切望した。
自身の今後については「やるからには五輪に出たいと思ってやるし、五輪を目指します」と、4年後の2010年のバンクーバー五輪への決意を口にした。フィギュアスケート女子の荒川静香が金メダルを獲得したことに触れて「五輪に出るならそういうところを目指していかないと駄目だよなあ」とぽつり。日本の第一人者で終わるつもりはない。
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