ソフトバンクがボーダフォン買収に向け交渉

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ソフトバンクが国内3位の携帯電話会社であるボーダフォンを買収するべく交渉しているそうだ。買収額は1兆円を超えるだろうと報道されているが、携帯電話ビジネスって投下資金に対してリターンが少ないと思うし、ソフトバンクにそれだけの金額を投入する体力が残っているとは思えないんですが、どーなんですかね。
まぁ自前で一からやるよりも、お客さんがいる既存の会社を買って運営した方が先が見やすいと言うのはあるんでしょうが、そうは言っても、ねぇ・・・

asahi.com: 「番号持ち運び」で加速 ソフトバンクのボーダ買収交渉?-?ビジネス
 固定通信で国内3位のソフトバンクは4日、携帯電話3位のボーダフォン日本法人の買収交渉について、「交渉していることは事実だ」とのコメントを発表した。関係者によると、買収はソフトバンク側が持ちかけたという。実現すれば、国内通信業界は固定・携帯ともに、NTT、KDDI、ソフトバンクの「3強」が競い合う構図になる。買収額が、予想される1兆5000億?2兆円規模に達すれば、日本企業間の買収で過去最大規模となる。
 携帯電話の「番号持ち運び制」が11月に導入されるのをにらんで、交渉が加速した。携帯会社を代えても番号を変えずにすむため、利用者による乗り換えが進むとみられる。とくに導入直後は動きが活発になり、シェアの変動が予想される。このためソフトバンクは、持ち運び制導入前の携帯参入が得策と判断したようだ。
 ソフトバンクの考える携帯電話戦略にとっても、早期参入が有利になる。ヤフーなどのインターネット関連事業と携帯電話を連動させる新サービスで優位に立つには、他社に先駆けて始める必要があるためだ。
 一方、世界中で携帯電話事業を展開する英ボーダフォンは、途上国など成長市場を重視した事業再編を進めている。昨秋以降、インドの携帯最大手に出資し、トルコ2位の企業を買収する一方、スウェーデン法人を売却した。
 英本社首脳は当初、日本法人売却には慎重だったが、昨年11月の中間決算発表で日本法人重視の姿勢を表明した直後、英本社の株価が急落。番号持ち運び制で利用者がさらに減る可能性もあり、制度導入前の売却が有利との判断に傾いた。
 買収が実現すれば、携帯電話はグループ内に固定通信を持つ3社の争いとなる。全体の利用者が伸び悩むなか、固定・携帯を連動した新サービスの競争が進みそうだ。
 ソフトバンクは、ブロードバンド(高速大容量)通信市場で大幅な料金下げによりシェアを急拡大させた実績がある。孫正義社長は携帯については「一気にシェアを広げるのは難しい。価格だけではなくサービスで競争したい」と慎重だが、高いと批判のある料金面でどんな施策を打ち出すかも注目を集めそうだ。

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このページは、masashiが2006年3月 4日 17:59に書いたブログ記事です。

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