対立している次世代DVD規格ですが、松下がブルーレイドライブの発表会でHD-DVDに対するブルーレイの優位性を詳細に述べたそうです。
そんなつばぜり合いは良いのでとっとと決着付けてください(笑
松下・東芝がつばぜり合い・次世代DVD発表会の謎を解く(麻倉怜士)?デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS
「これは何の発表会なんでしょうか?」。あるマスコミ記者が、私にこう言った。4月21日に東京・芝の松下電器産業東京支社で開催されたパソコン用ブルーレイ・ディスク(BD)ドライブの発表会でのことだ。冒頭に長い時間を使って、BD規格の優位性が詳細に説明された。その説明があまりに詳細だった――というか、BDの優位性について、とうとうと述べるものであったがために、冒頭のような疑問が上がったのである。
事前の案内には単にPCドライブの発表会とあったが、説明に立ったデジタルネットワーク・ソフトウェア技術担当役員の津賀一宏氏は、BDの優位性を具体的な数字を基に事細かに解説した。(1)規格の進展については、BDがすでにR/RE/ROMの全フォーマットを完了しているのに対し、HD?DVDは2層RやRW規格を策定中である。
これまで両陣営のアクティビティーを見ていると、対立陣営に対して攻撃を仕掛けるのは必ずHD?DVD陣営の方であった。これは当然のことで、賛同メーカーが多く、早くに規格化が進んでいったBDに対し、賛同メーカーも少ないHD?DVD陣営はその分相手に対し攻撃的なボルテージを上げなければならないという宿命があったからだ。
(2)ハリウッドの半分(49.1%)の映画はBDでしか見られない。HD?DVDのみは12%に過ぎない。
(3)ハイビジョン映画ソフトでは大容量が必要となる、だからBDが有利だ。
(4)現在、薄型テレビもDVDレコーダーもBD陣営の企業がHD?DVDグループのそれを圧倒している。
(5)BDは2層ディスクも安価につくれる。
ところが、この発表会では、松下電器がBD陣営を代表する形で自陣営の優位性を強烈に主張していた。HD?DVDに対して、これほど仔細に比較した攻撃的なプレゼンテーションに遭遇したのは、私は初めてだ。
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