酒の影響と抜けるまでの時間

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飲酒運転云々の記事が後を絶たない昨今、飲酒の影響と抜けるまでの時間に関する記事があったのでとりあえずメモ。

北國新聞:FLASH24:経済
 菊正宗(きくまさむね)酒造(神戸市)は3日、飲酒後にアルコールが抜けても飲酒時の高揚した反動で気分が落ち込むなど、乗用車の運転に適さない状態がしばらく続くことがあるとの調査結果をまとめた。
 同社によると、調査は30?50代の研究所員男女計10人が酔ったと自覚するまで飲んだ。飲酒前、飲酒直後、30分後、1時間後、2時間後、3時間後の計6段階に分け、精神状態を調べた。
 飲酒直後は活気が出ることが確認されたが、3時間後には飲む前よりも疲労感が高まり元気がなくなっていたという。緊張感も低下していた。酔い心地の変化を研究する中、今回の結果が判明したという。
 大阪市内で記者会見した嘉納毅人(かのう・たけと)社長は「清酒メーカーではあるが、飲酒運転を根絶させたいという思いであえて公表した」と述べた。
 ただ今回の調査は、飲酒前と飲酒後3時間までの短時間での比較にとどまっており「詳しい調査は今後、専門の研究機関で行ってほしい」(同社)としている。

asahi.com:ビール1本、抜けるのに4時間 航空業界は12時間禁酒 - 社会

 飲んで何時間たてば体から酒は抜け、運転への影響がなくなるのか。計算はある程度成り立つようだが、個人差が大きく、絶対的な答えを出すのは容易ではなさそうだ。
 熊本大学は95年から、教養科目に交通安全教育を採り入れている。
 交通安全を科学的に教えてきた。性別や体重、アルコールの時間あたりの減少率などを掛け合わせた数式を示す。
 体重60キロの男性がビール大瓶1本を短時間に飲んだ場合、血中アルコール濃度がゼロになるには4時間必要。理論上は2本飲めば8時間が必要になる、という。
 ただ、講座をまとめてきた恒成茂行教授(法医学)は、こう力説する。
 「数式で時間の目安を示すことはできるが、絶対ではない。深酒すれば24時間後でも残る可能性はある」
 航空業界には乗務前の飲酒をめぐる内規がある。日本航空、全日本空輸は出発時刻の12時間前からの飲酒を禁じる。米国にならって「8時間前」と定める国土交通省の通達より、厳しい。
 「根拠ははっきりしないが、通常のアルコール摂取量なら乗務時には残らない時間との判断だろう」と日航の広報部。
 両社とも、乗務約1時間前に機長と副操縦士が互いに酔っていないか、顔色や言動をチェックし合うことにしている。
 全日空は02年、日航は04年からアルコール検知器も使っている。「副操縦士の酔いが覚めるのを待つため乗客を約7時間待たせた」(全日空)、「内規を破って出発の約10時間半前に飲酒して乗務した」(日航)などという国際線での不祥事を機に導入されたという。
 自動車はどうか。JRバス関東は、03年8月に高速バスで飲酒運転した運転手が逮捕された事件を受け、「乗務の前日は飲酒を禁じている。基本的に24時間前からと考えている」

     ◇     

 飲酒運転を体験する研修会が、宮城県角田市の「角田自動車学校」で先月27日、開かれた。
 参加した自営業の男性(50)は日本酒3合、缶ビール1本、焼酎などを飲んで、ハンドルを握った。
 前方の路上に突然何かが飛び出してくるのが見えたが、ブレーキをかけずに通過してしまった。
 「いまの何だったかな」。助手席の指導員に聞くと、「人ですよ」。実は人形だったが、男性は青ざめた。
 飲酒1時間後の検知結果は、呼気1リットルあたり0.44ミリグラム。明らかな「酒気帯び」だ。公道なら違反点数13点、1年以下の懲役か30万円以下の罰金。
 「飲んだ後は気が大きくなって運転も自信があったが……。事故を起こしかねない怖さを実感した」と苦笑いした。
 主催したのは、宮城県警角田署。真壁隆雄交通課長は夜8時以降は酒を飲まないという。「翌朝の勤務までに体内から酒を完全に抜くには、12時間程度は必要」という考えからだ。

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このページは、masashiが2006年10月 3日 22:06に書いたブログ記事です。

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