三遊亭円楽師匠が引退を表明したそうだ。
残念ですが、本人が納得できないなら致し方ないのかな。
高座は引退しても、ときどき元気な姿を見せて欲しいと思います。
落語家の三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく)(74)は25日、東京・隼町の国立演芸場で記者会見し、落語の高座を引退すると表明。この日の国立名人会で古典落語「芝浜」を演じた後に「ダメですね。ろれつが回らない。こんな調子でまた、恥をかきたくない。今日が引退する日になった」と述べた。
■「入場料を取ってやるには恥ずかしい」
円楽は一昨年10月に脳梗塞(こうそく)で倒れたが、リハビリを続けて昨年3月からテレビ出演に復帰。昨年10月に大阪で高座復帰し、先月も東京で高座に上がったが「メチャクチャだった」と振り返った。
このため、この日の高座は得意ネタの長編人情噺(ばなし)「芝浜」を選び、「出来しだいでは引退することも…」と強い意気込みで稽古を重ねていたという。
高座では途中で絶句することなく、40分以上のネタを演じ終え、客席からは大きな拍手が送られた。しかし終演後、舞台にしつらえた会見場に現れると「小さくても通る声でやらなくてはいけない場面でも、大きな声になってしまう。入場料を取ってやるには恥ずかしい」と強調した。
ただ、「気分が良ければ座談でも芸談でもやりたい」と、弟子の会などへの出演には含みを残した。
コメントする