アイピーモバイルが携帯事業の免許を返上

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アイピーモバイルが携帯事業の免許を返上し、自己破産の申請を行ったそうです。
イーアクセスだけが割り当てられた電波帯域を使っている状態で、電波の効率利用という観点からは完全な失策。
見通しが怪しいところに免許を割り当てた責任なんて役人は取るわけ無いですけどね。

 アイピー社は平成14年にITベンチャーのマルチメディア総合研究所が母体となって設立。17年11月にソフトバンク、イー・アクセスとともに携帯事業の免許を交付されて新規参入を目指した。
 しかし、サービスの全国展開には数千億円が必要で、アイピー社は当初から資金調達が難航。18年10月としていたサービス開始時期を今春に延期したものの進展がなく、危機的状況に陥った。
 このため、4月に不動産大手の森トラスト(東京都港区)が一時的に支援に乗り出し、マルチメディア総研保有の全株式を取得。8月に米通信技術・機器開発会社のネクストウェーブ・ワイヤレスが買収して事業化を目指したが、同社も9月に断念した。アイピー社は免許取得から2年となる今年11月9日までにサービスを開始するよう義務づけられていたが、ほとんど進展がないまま撤退に追い込まれた。
 総務省が2年前に免許を交付した新規参入3社のうち、ソフトバンクはボーダフォン(当時)を買収して電波割り当てを返上。アイピー社も頓挫し、事業化したのはイー・アクセスだけだ。アイピー社に割り当てられた電波帯域は数年間全く活用されない事態となり、電波の有効利用の点で課題を残した。

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このページは、masashiが2007年10月30日 22:53に書いたブログ記事です。

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