なんてものが産総研で開発されたそうです。
おー、と思ってよく読んでみたらWindowsでは動きそうにありません(苦笑
数日前の話になりますが、産業技術総合研究所は4月11日、既存のC言語プログラムにメモリ操作の安全性を付与できるコンパイラ、「Fail-Safe C — release 1」を開発したと発表しました(産総研のプレスリリース)。プレスリリースや開発部門である情報セキュリティ研究センターの解説ページによると、既存のソースコードをそのままこのコンパイラに掛けるだけで、危険なメモリ操作の自己チェック機能を備えた実行可能ファイルが生成されるという仕掛けのようです。さらに、このコンパイラは、ANSI C規格に準拠しながら、厳密には規格違反だが既に一般的になっている様々な記述手法についても安全な範囲でサポートしているとのこと。
バッファオーバーフロー等、メモリ破壊が原因のソフトウェア脆弱性が後を絶たない現状ですが、こういうコンパイラが普及したら少しはそのような状況が改善されるのかなぁ、と期待します。このコンパイラはオープンソースでLinux対応だそうなので、C言語+Linux使いの皆様におかれましては、お手元のソースコードがこのコンパイラを通るかどうか実際に試してみるのも面白いのではないでしょうか。
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