NHKのプロジェクトXが年内で打ちきりになるらしい。
題材を捜すのが難しくなってきていることもさておき、過剰演出の批判を浴びてから視聴率が低迷したのがトリガーなんだろう。
いつまでも公共放送だからとあぐらをかいていられるわけじゃないんだから、さっさと体質を変えないとね。
今の彼らの番組って料金に見合ったものじゃないと思うし。
NHKは人気番組「プロジェクトX?挑戦者たち」のレギュラー放送を年内で打ち切る方針を12日、固めた。後番組は一流の仕事をきわめる人を題材にしたルポやインタビュー形式の番組「プロフェッショナル 仕事の流儀(仮称)」を予定、来年1月の番組改定として近く、最終決定する。
「プロジェクトX」は、富士山レーダー建設に携わった人たちを描いた第1回「巨大台風から日本を守れ」(00年3月28日放送)以来、戦後の画期的な事業を実現させた「無名の日本人」を描いた。今月11日までの放送回数はアンコールを除いて179回になった。
「○○は言った」「○○と思った」という田口トモロヲの語りや、中島みゆきが歌う主題歌「地上の星」も人気を集め、「あさま山荘 衝撃の鉄球作戦」(02年1月8日放送)は同番組の最高視聴率20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
しかし、最近は題材の行き詰まりなどから、視聴率が7%台に低迷した放送もあった。今年5月には大阪府立淀川工高の合唱部を扱った「ファイト! 町工場に捧(ささ)げる日本一の歌」で過剰演出があったとして、謝罪する問題もあった。
「プロジェクトX」のレギュラー放送打ち切りは、一連の不祥事後、NHKが「番組を通して再生・新生を視聴者に訴える」としている「新生プラン」の具体化の一つ。編成関係者は「後番組も視聴者に活力を与える時間帯としての位置づけには変わらない」と説明する。
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