ニセコにオーストラリアからスキー客が大挙して押しかけている。
確かにニセコに行ったら外人が多いし、スクールの講師も外人だったりすることが増えていた。
季節は逆で時差は無し、道具もこっちの方が安いらしく、なんといっても欧米流に長い夏休みを利用して来る形になるわけだから万々歳ってことだろう。
日本も夏休みが一ヶ月とか、長いスパンであれば向こうに行って遊べるんだけどねぇ・・・
北海道のリゾート地ニセコに、3年ほど前からオーストラリアからのスキー客が目立つようになった。この冬はますます増え、人口1万6000人の地元・倶知安(くっちゃん)町に8000人が訪れそうだ。南半球は今、夏の盛り。スキーファンが、時差がほとんどなく安全なニセコに目をつけたらしい。宿泊施設やレストランは大にぎわいで、建築ラッシュなど「ミニバブル」の様相さえ呈している。
スキー客向けの飲食店などが集まる「ひらふ坂」に、豪州人が陽気に行き交う。ジュディー・パスコーさん(43)は家族5人で8日間滞在。「パウダースノーを楽しみに来た」
町によると、01年度に200人だった豪州人宿泊客は、04年度に4000人に増えた。予約状況などから今年度は倍増しそうだという。豪州の海外旅行パンフレットでは以前はニセコの扱いは小さかったが、いまは表紙に登場する。
豪州から新千歳空港まで8時間余り。ニセコでスキーやラフティングのツアーを企画する豪州人のロス・フィンドレーさんは「ニューヨークのテロやイラク戦争の影響で欧米行きが嫌われた」と解説する。
昨季から週2便の直行便が就航し、今季からスキー場近くに豪州ドルの両替窓口ができた。商店街連合会は繁華街に情報案内所を開き、英語を話せるスタッフを配した。
豪州人の滞在日数は平均10日ほど。長期の利用を見込んで、豪州資本の不動産開発会社(倶知安町)が4棟(計30戸)建てた部屋に台所がついた分譲型コンドミニアムはすぐ完売した。建設中の5階建て(36戸)の物件も1部屋3000万?6500万円するが、すでに9割が売れ、新たな建設計画もある。
スキー場近くの地価は最近まで3.3平方メートルで2万?10万円だったが、30万円で売れる物件も現れた。札幌の不動産会社は「まるでバブル。あやかりたい」と話す。
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