NTTデータが、エンジニアの3K、きつい、厳しい、帰れない問題を解消するために上流工程を改善する方向なんんだそうだ。
小手先のことやっても変わらないと思うけどなぁ。。。
「新3Kともいわれている」。NTTデータの代表取締役社長 浜口友一氏は5月9日の決算発表で、日本のITサービス業界をこう憂えた。決まった予算の中で顧客企業が機能の追加を求め、ITサービス企業が拒否するという状況が多く、「顧客とSEの消耗戦になっている」(浜口氏)ことが背景にある。NTTデータはITサービス業界の3K返上に向けて活動を始めた。
エンジニアが「きつい、厳しい、帰れない」の3K状態に陥ってしまうのは要件定義が正しく行われないのが原因と浜口氏は見る。1度は要件を決めても顧客企業の都合で開発中に変更されてしまい、大幅な手戻りが起きてしまうこともたびたびだ。3K問題の解決には上流工程の改善が欠かせない。
強固な要件定義を行うためNTTデータはシステム開発の契約を2段階に分けることを始めている。1段階目では顧客とシステムデザイン契約を結び、コンサルティングにより、システム開発のグランドデザインや要件を決定する。要件定義を「見える化」し、顧客とNTTデータ側で意見の相違がないようにしておく。2段階目で実際の開発請負契約を行う。NTTデータが開発した透明度が高い見積り手法を使うことで、顧客の理解度を上げる。SLAも導入し、システム開発を定量的に評価する。このように契約を2段階に分ける考えはフェージング契約と呼ばれる。
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