パフォーマンスが改善されているようです。
JRubyの作者トーマス・エネボー氏は4月5日、「JRuby」プロジェクトの2番目のメジャーリリースとなる「JRuby 1.1」を発表した。
JRubyは、米Sun Microsystemsのチャールズ・ナッター氏とトーマス・エネボー氏らによって開発されている。
エネボー氏によれば、JRuby 1.1はパフォーマンスの向上を目的に、ここ9カ月間で大きな進歩を遂げた。従来のJRubyはパフォーマンスが低いと評価されてきたが、最新版はRuby 1.8.6の性能を超えるアプリケーションが数多くあるという。また、マイクロベンチマークの結果では最新のRuby 1.9に勝るとしている。
今回のリリースでは、AOT(Ahead Of Time)とJIT(Just In Time Compilation)モードによるJavaバイトコードへのRubyコンパイルの実現、正規表現ライブラリ「鬼車」のJavaへの移植、Refactored IOの実装、メモリ消費量の改善、Ruby 1.8.6との互換性を目的とした数千項目の修正対応などを図った。
JRuby 1.1は、オープンソースの統合開発環境「NetBeans 6.1 開発版」にもバンドルされている。
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